Saturday. 02 March 2019
緋毛氈は、邪気を払う呪い道具
明日はお雛様ですね。お雛様は、緋毛氈(ひもうせん)と呼ばれる赤い布の上に並びます。茶道の時も、神社の祭りごとのときも、使われるのは緋毛氈。
この緋毛氈、邪気を払う力がある色とされているそうです。
実は、私、ずっと緋毛氈とは、緋色をした布全般のことを指すのだと思っていました。
昨日までは・・・。
でも、緋毛氈って、生地の種類のことだったんですね。しかも、フェルト・・・羊などの毛を圧縮して作った厚手の生地でございました。平安時代からあったそうです。。。
ことの始まりは先週のこと。谷中銀座の占い処は、甘味処屋さんの前にあります。
そこで仕入れているコーヒーさんが、あるとき店先でコーヒー豆を売ってほしいと。で、宣伝のポスターを貼り付けたベニア板を置いていったのです。
さて、その豆の販売期間も終わり、残ったのはベニア板。
これ、何にかに使えないかしら?
占い師さんの2つの丸テーブルに置けば、テーブル1つになるのでは?
布で覆えば大丈夫だよ。
なんて会話をしたものだから、日暮里の繊維街に行ってみたわけです。
「緋毛氈色の布ありますか?」「はい、緋毛氈があります」「???」
というわけで、ゲットした緋毛氈で、そのベニア板を覆ってみました。
たまるの2階のお部屋がたまたま空いていたのでお借りして、
iPadからクラシック音楽を聞きながら、針でチクチク、アイロンかけかけ。
それにしても、緋毛氈。厚手で縫いづらく、大変でした。
でも! 我ながらいい出来です。
一番難しいところは、たまたま甘味処に来ていた裁縫のプロのお客さまに、
手伝ってもらっちゃったことは内緒です(角のところのよくわかららない部分、縫ってもらっちゃった! ラッキーすぎる)。
出来上がりの写真は載せません。
占い処に見に行ってくださいませ。