Wednesday. 19 June 2019
古典占星術と現代占星術
灯香は比較的、古典です。「です」というより「でした」に近いかも。
気づいたら、「え、私、古典?」と完了形だったので。
そして、「比較的」と申しますのは、それほど徹底して古典というわけもなく。
あまり論理的思考でもないし、計算が強いわけでもなし、かなり文系なので、
そんなに天体さんたちに点数をつけるようなことはしないのです。
20年前、勉強しながらも、指導(初めから講師として)していくという、少し変わった立場だったのと、年間1400人の鑑定をしなければなりませんでした。
その鑑定の中で、高い的中率を挙げた技法だけを、深く学んでいったら、結局、自分の用いる技法の7割以上が古典の技法になっていた、という感じです。
改めて古典占星術とか伝統的占星術というタイトルの本を読んでいくと、「そうそう、それ使ってる。当たるんだよね〜」という感じ。
灯香の占星術は自己探求のためではなく、あくまでも鑑定なので、当てなければしょうがありません。
そんなとき、星とアスペクトだけでは、ちょっと不十分。
お金をいただいて、持って生まれた宿命や今年の傾向などなどを占うには、現在占星術に加え、古典占星術の技法が必要不可欠だと思います。
ただ、占星術は、学んでも学んでも奥が深く行き着きません。英語と違って、英検やTOEICの点数でそのレベルを見極めるということもできません。
「私なんて習いたてだからまだまだ〜」と言いつつ、私が知らないこともたくさん知ってたり、「この道20年! 100人以上に教えています」という偉い先生が、私にとっては初級レベルの知識しかなかったり。
そして、灯香にとっての100点満点の知識が、他から見たら、ほんの30点くらいだったり。
占星術はアカシックレコードを具現化したものだと言われます。
見る角度によって見えるものが違い、目的によって語ってくれる内容が違い、自分のチャートでさえ、未だに見るたびに新しい発見があります。
もし、古典とか現代とかあるならば・・・・いいとこ両方使ってみたら、どうかなぁと思うのです。