Saturday. 10 August 2019
占い師が出演の目的を考えるときスタンスが変わる
先日、友人と話していたら、質問されました。
私はセミナー出演は通常10万円単位、お祭りやイベントなどは「5分500円」から鑑定。「大きく金額に差があるけれど、どんな想いでそんなに差があるの?」と。
セミナーは売上を狙った「仕事」です。そして、例え2時間のセミナーでも、その準備には相応の時間がかかります。初めての内容で作り上げるならば、いつも1時間あたり10時間を予定して作り上げます(もちろん、回を重ねるごとに、簡単な準備になりますけれど)。つまり3時間セミナーは30時間ほど掛けての準備に。当日の3時間を加えて、かかった時間で割ると、時給3000円。低くないけど高くない。納得の値段なのです。
個人鑑定は生き甲斐を持ってる「仕事」です。灯香の場合1−2時間(決めてないの、状況次第で2時間の枠内で終了)で、2万円だけれども、時間や合う場所を決めるためのメールのやり取りから、事前のホロスコープチャートづくりなど、そこから始まります。ある意味のエネルギー消費もするし、時給にしたら、低くないけど高くない。
さて、イベント。これはね、仕事ではないのですよ。「楽しい広報活動」なのです。例え5分500円でもいいんです。チラシや名刺が渡せれば。そこでパシッと当てて、感動していただければ、いろんな形でセミナーや個人鑑定に繋がっていくかもしれないから。統計的に100枚配ったら、オファーや打診があるのは3枚分。だから、たくさん配れるように、いつも5分500円。10月の千葉のイベントでは、5分300円にしようかと調整中です。
「浅草の占い師、すごく当たったんだー」「なんて言う人?」「名刺もらったよ」
なぁんて、会話を想像しながら、ムフムフするのですわん。それにはパシッと、当てねばね。
こーんな感じでアップされると、とっても素敵すぎ。嬉しかったなぁ。
だから、「楽しい広報活動」なのです。
でもね、鑑定することが目的の占い師さんは違うと思うのです。
それだけで生業を立てたいならば、私と同じように5分500円なんて言っていられないはず。
例えば、鑑定だけで年収400万円を狙うならば、そして、毎週2回、12ー20時で館に座るならば、
8時間×60分×2回×4週×12カ月=46080分/年 が持ち時間。
目指す年収400万円で、館に5割支払い、また、交通費や占い道具の購入などの必要経費に10%かかると計算してみましょう。となると
400×2(館支払い)×40(必要経費)=840万円
持ち時間で割ると、183円/分となります。
さらに、これは、持ち時間にひっきりなしにお客様が来ての話。
もしそれが可能な場合は、10分鑑定なら、2000円/10分にする必要があります。
すごくアバウトで適当な計算ですが、↑ 意外と皆さん意識しておらず。
よく、初めて「たまる」に出演する占い師さんから、
「何分でいくらで出せばいいでしょうか?」と聞かれます。
それは、あなたのスタンス次第。
多くの人に知ってもらうため? 生きていくため? 技術を磨くため?
何もかも自由な「たまる」だからこそ、自分で考えて自分で決める必要があります。
でも、難しいことではありません。
自分が出演する目的を考えると、きっとどんなスタンスで臨んだらいいのか、見えてきます。
というわけで、私、灯香は、明日の8月11日は、5分500円から頑張ります!
手打ち蕎麦「十和田」の3000円レシートを見せていただければ、無料で占います。
そして、当然、チラシ、配ります。