Monday. 27 February 2023
「お内裏様にお雛様」は危険な匂いが……
皆さんのご自宅では、ひな人形を飾りますか?
昔は紙の人形に、子供の穢れ(けがれ)を移して川に流したのが由来。
まず「形代(かたしろ)」と呼ばれる和紙で作った人形に、
フルネームと数え年(生まれた年齢+1才)を書いて、
体をさすって、息を3回吹きかけて、封筒に入れて川に流す、という感じ。
それが、だんだん人形が豪華になって、大切にされるようになりました。
灯香はこの時期、絶対に本家に行きません! なぜなら……
江戸時代からのお内裏様たちが、広間にずらっと並ぶから。
はっきりいって怖いです!
特にうちの地方は、子供が生まれたときではなく、お嫁入り道具の1つなので、
お嫁にきたおばあちゃんやおばちゃんたちの、なんというか、思いがこもっているようで・・・。
さて、男雛は「向かって左側」、女雛は「向かって右側」が一応公式(どこのだ?)。
平安時代から続く「左方上位」ですわ。
国際的なマナー、プロトコールでは、右方上位ですけどね。
だから、女雛が右なのは女性蔑視だと思うかたは、国際派になってください。
ペアなんで、必ずどちらかが、右でどちらかが左になるのだから。
ひな祭りの歌にあるように「お内裏様にお雛様……」は、ちょっとミステイク。
お内裏様という意味自体が、「男雛と女雛」セットでの呼び名なので、
この歌の通りだと三人いることに……。もう一人のお雛様は2号さんか??
ま、とにかく、しまい遅れると(嫁に)行き遅れるとも言いますが、
雨水(うすい)の間にしまえばいいというゆるいルールもありまする。
3月5日。。。今年は早いのぉ。
まぁ、忙しくて無理な方は、お雛様とお内裏様を、後ろ向きにしておいてください。
いちおう、しまったことになります。
雨の日はしまわないで。湿気を吸い込みカビやすくなります。
なぁんていろいろ書くけれど、我が家に雛人形はおりません。
だって、、、お目目が怖いんだもん。
夜中に目が覚めて、のぞいたら、輪になって踊っているかもしれないしさ!