Saturday. 15 March 2025
占う技術と教える技術は驚くほど別のものなので当たる先生には教わらないほうがいい
友人にプロのギタリストがいます。
なかなかギターでは花が咲かなかったのですが、ギターを習いたいという人からは大人気!
結局「初めてのギター」的な本も数冊出版しています。
彼曰く、「俺は生まれ持った音楽の才能がないから、苦労して理論や技術を身につけた。だから教えることができる。生まれながらにスラスラできるやつに、教える力なんてない!」
いろいろなご意見、あるかと思いますが、うなづける一言でした。
私は講師歴40年。占いだけじゃないんです。もとはパソコンの講師。
あちこちの会社を回ってパソコンを教えてまいりました。
まだ、8インチのペラペラしたフロッピーの時代です(わかる人はわかる)。
次に専門学校の先生。
生徒はゆとり世代で学級が崩壊しかかっても、上手にまとめる良い先生でした(自画自賛)。
最後のほうは、新入社員研修や中堅社員研修に、マナーやビジネススキルも教えてました。
で、で、同時進行して占い師に占術を教え初めて、はや20年。
時がたつのは、早いわ、怖いわ〜
今はすっかり(いや、ビジネス系もまだ少し残っているけど)、
占いにシフトして、占い技術ばかり教えてますが。
そこで、よく聞くのは、
「有名な・・先生にタロットを教わったけれど、全然わからなかった」
「もらった資料が他の人の市販本のコピーで、著作権とか?って思った」
「同じことばかり教えていて、ちっとも上のレベルに進まない」
「わからなくて2回受けたけど、1回めの誤植が直ってない」
などなど、もうやめてーーーってくらい、占いを教える講師のレベルってなさけない。
将来、占いを教えたい占い師さんに伝えたい
・まだ占い師になって3年目とか、下手だからとか、関係ないのよ❗️
あなたが教えるのがうまかったら大丈夫
・勝手に人の本、コピーして使っちゃだめよ。訴えられるわよ❗️
占い師ほど著作権に疎い業界、みたことないわ!
私もあれこれパクられてます。文章も、図も、写真さえ!
・パワーポイント・ワード・エクセルのどれかは使えないとダメ❗️
百歩譲ってCanva?
細かいこと知らなくてもいい。せめて基本的なことだけでも、使えないと。
そうしたら、次回に向けて修正できるし、メール添付できるPDFにもなるし、講義の際の配布資料にもなるし、プロジェクターにも投影できるし…←の意味がわからない人は講師に向いてないかも。
・現場から離れないで❗️
現場から離れると、3年くらいであっという間に教える内容・事例が時代遅れになっちゃうから。
せめて月1回でも、自分自身が直接お客様を鑑定する機会を作ってほしいのです。
そしたら「貢ぎ線」が伝わらず「推し活線」っていう時代になっていることに気づけるから。
・オリジナルを入れすぎない❗️
やっぱり100年、200年と使われてきた占術は当たります。
でも教え慣れしていくほど、オリジナルが入ってくる。それは楽しいけれど、外れていく。
その講師が「このスプレッドは当たります」といっても、その先生のオリジナルだと、
その先生にとってはあたるけど、他の人には当たらないスプレッド。
手相も同じ。自費出版で楽しいネーミングがついた手相の本は、ほぼほぼ嘘に溢れてる。
「当たる」と言われる先生は、ちょっとスピリチュアル的な要素を使っていたり、その人だからこそのオリジナリティが発揮されていて、お客様を楽しませる技術もある。話術も上手。でもそれは、その人だからこそ。教わる側に同じことはできないし、できても二番煎じだし、さらに的中率は低い。
もし、あなたが誰かから、「教えてほしい」と言われたら、教えてあげてもいい。
でも、それが友人だったら『講師料は、無料/激安ですよね?』という意味です。
そして、近い未来に占い講師を目指したいなら、↑のことをもう一度読んでほしい。
ちなみに、灯香の講座には、「占い講師になるためのセミナー」があります。
10人受講すると、9人くらいが、「思ってたのと違う」「私には向いてないわ」となります。
(それでいいの。それが現実 by バリバリ講師業の灯香)
そして、1人くらいがイキイキと活用しますね。
そんな感じ。