ぶろぐ 灯香のいいわけいっぱい

Saturday. 27 April 2019

それが当たり前じゃない人もいるってこと

GWに入りましたね。日本史上初めての、

ほぼ公に10連休です。

そして、初日からいきなり、実家に来ております。

 

住所は「埼玉」なんですけど、「上州」っていいます。

なぜなら、皆さん、埼玉っていうと、

大宮や浦和とかを思い浮かべる人が多いから。

 

でも、私の実家は、住所こそ埼玉ですが、

群馬まで歩いて行けます。というか、道の向こうが群馬、という感じ。

大きな病院に行くときは、伊勢崎や藤岡の病院

ちょっとした買い物に出るときは、高崎や前橋

そして、言葉や文化も群馬という土地柄。

だから、ご実家は?って言われたら、「上州」と言っておきます。

 

ただ、私、中学時代と高校時代の6年しか住んでおりませんけどね。

 

生まれは九州、幼稚園は東北、小学校半ばからは東京。中学・高校は上州。

それからまた東京で暮らしていますが、都内で7回引っ越し・・・

 

「故郷」が、もし人格形成がなされた場所だというならば、東北かな?

裏道や路地を走り回ったり、駄菓子屋に行ったりした場所なら、東京かな?

親が住んでいる場所ならば、上州ですけれど・・・・

 

人は当たり前のように聞きます。「ご出身は?」「故郷はどちら?」

その度に、ちょっと困って、相手に合わせて、

東京ですとか、関東ですとか、九州ですとか、適当なことを言っています。

 

占いの鑑定でも、似たようなシチュエーションがあります。

「誕生日を教えてください」

・・・でもね、捨て子さんだった場合、自分の誕生日が適当だったりします。

 

「ご家族やご実家は・・」

・・・あのね、結婚もせず、親戚と疎遠で、親に早く死なれた方もいます。

 

「お子さんは・・・」

・・・と勝手にいることを前提として話されることもあります。いない人も多いのに。

 

そして、恋愛のことを聞いた女性に、「ステキな男性が現れるのは・・」とか言ってませんか?

・・・レズビアンかもしれないのに。

 

自分の当たり前は、相手の当たり前ではないのです。

でも、占うときの質問の言葉って、決まってしまいますよね?

そして「LGBTですか?」なんてきけないし。

 

でも、自分の当たり前は、相手の当たり前ではない、って心がけておくだけで、カードが伝えたい本当の意味が見えてきたり、ヒアリングも相手に寄り添う形に変わってきます。

自分の価値観(例えば、女性は子供を持つべき、男性は仕事をきちんとするべき、子供は親に育てられるべき、誰もにでも故郷がある)に囚われていると、カードが出している意味を取り違える場合があります。

気をつけて。

 

鑑定していると、いろいろな人生に出会えます。それが一番の魅力かな?

でも、だからこそ、いろいろな人生が存在していることを、しっかりと認識してほしいのです。

「誰にでも故郷がある」、いえいえ、わたしにはありませんから。

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