ぶろぐ 灯香のいいわけいっぱい

Friday. 22 January 2021

大相撲は神事だけど上手にイベントにしちゃったなぁ〜

大相撲を見に行ってきました。
江戸幕府が神事遂行のために画策した行事が、
ここまで大きなイベントにまで育ってしまった大相撲(詳しくはFacebookを 笑)。

手形なしでも全国を回れる力士たち。
当時、占いを教えてた足利学校の卒業生しかなれなかった行事たち。
歴史の中に密やかな仕組まれたことを覗き見るのはドキドキいたします。

一般のスポーツは、笛などで開始が知らされるのですが、
相撲のスタートは、行事さんが決めているのではないのです。
よくよく見ていただきたい。
力士たちがスタートしたのを見て、一瞬遅く、「ハッケヨイ」です。

力水で自分に結界張って、塩を巻いて土俵に結界張って、
頃あいをみた力士2人が、阿吽の呼吸でスタートします。

行司が放つ「ハッケヨイ」の言葉。
いろいろな説がありますが、占い師としては、
「八卦良い」と捉えさせていただきます。

八卦・・・陰陽を3つ組み合わせたものを「卦(け)」と言いますが、
陰陽3つを組み合わせると、全部で8種類。これを八卦と言います。
方角が時間、もののあり方、全てのものを測れる八卦。
すべて良い頃あいを見計らっての立ち合い。これがハッケヨイ。

灯香は初めての観戦なので、あれもこれも楽しかったのですが、
普段来慣れている方は、「席でお酒が飲めない」「歓声がないから静か」「懸賞が少ない」など、
いろいろ不満に思うこともあるようです。

不満って、過去の状態といまの状態を比べたときに生まれるもの。
時々、比べるのが、過去の状態じゃなく、望む状態の場合もありますけどね。
比べるものがなければ、特に不満はないんですよ。
不満を言いそうになったら、過去あるいは望む形と、比較するのをやめてみて、
ドーンと今だけに集中して、楽しんでみるのがいいと思います。

うん、相撲って、学びが深い。

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